雪が降ると知ってからわくわくしていた。
予報を聞いてから程なく外には白い光が舞いだした。
明日はどんな景色になるだろうと窓からそれを眺めていると
玄関のドアが開く音と共に冷たい空気が部屋に流れた。
頭にこんもりと雪を積もらせて寒いとこぼす。
大人なんだから傘ぐらい差しなさい
と声をかけようかと思ってやめておいた。
きっと言われなくてもそんな事分かっている。
いくつになっても雪はわくわくする。
そんな大人でいたいよね。
でも風邪ひいたら承知しないんだから。
とりあえず、今日も一日お疲れ様。
そんなある日。